つくば市学園の森のスペイン料理バル「カンビオ」で食べられる「クレマ・カタラナ」をご存知でしょうか。
フランス料理では「クレーム・ブリュレ」というデザートが有名ですが、もともとは、この「クレーム・ブリュレ」の起源は「クレマ・カタラナ」であるとされています。
この「クレーム・ブリュレ」のほうは、1990年代にフランス料理の巨匠ジョエル・ロビュション氏が自身の店で提供したことで一躍有名になり、日本でも数々のレストランのメニューに取り入れられるようになりました。

クレマ・カタラナの意味

「クレマ」と「クレーム」はスペイン語かフランス語かの発音の違いで、意味は同じでどちらも「クリーム」のこと。

  • Crema Catalana(クレマ・カタラナ)
  • Crème Brûlée(クレーム・ブリュレ)

Crema Catalanaは「カタルーニャ地方のクリーム」
Crème Brûléeは「焦がしたクリーム」
……という意味になります。

「プリン」だと思って食べると衝撃を受ける!?

ご覧のとおり、カンビオの「クレマ・カタラナ」は何の変哲も無く、ごく普通のプリンのような地味な見た目です。

しかし、スプーンですくって口に運ぶと……。

シナモンや柑橘系の複雑な香り

一番の特徴はその香り!
クリームが口の中で溶けていくのと同時に、シナモンや柑橘系の香りが鼻に抜けていきます。その余韻は長く続き、呼吸するたびに口の中が幻想的な世界に!

美味しいものを食べているときは無口になることが多いかと思いますが、この「クレマ・カタラナ」には、それまでの会話を止めて無口になり、味覚と嗅覚に集中させるチカラがあるようです。

ごくごく薄い表面のカラメル

フレンチの「クレーム・ブリュレ」と違って、こちらの「クレマ・カタラナ」の表面のカラメルは極々薄くなっています。
この薄さが、シナモンや柑橘系の香りを邪魔しない限界ギリギリの厚さなのでしょう。

カラメルの薄膜がパリパリと歯に当たる食感も心地良く、程よい苦味もアクセントになっています。

クリームの絶妙な固さと、なめらかな舌触り。

クリームは固すぎず、柔らかすぎず。しかし口に運ぶとこれ以上ないほどのなめらかさで、口の中に香りを残しながらゆっくりと溶けていきます。

絶品の「クレマ・カタラナ」が食べられるお店はこちら↓
他にも、ひと口サイズのピンチョスや他では味わえない凝ったタパスが楽しめるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。